こどものスギ花粉症は年々増えています。
5~9歳で30.1%、10~19歳では49.5%と大人の発症率と変わらないというデータもあります。
3歳くらいからは花粉症と診断・治療することがしばしばあります。
一般的には鼻水、鼻づまりは風邪であることが多いですが、スギ花粉が飛散する時期(主に2月から4月)に、熱がないのにくしゃみ、鼻水、鼻づまりがある場合はスギ花粉症かもしれません。
特に透明な鼻水が1週間以上続く場合や、連発するくしゃみ、目のかゆみがある場合は花粉症のことが多いです。
小さなお子さんの場合は、くしゃみがあまり出ずに鼻づまりが多い傾向にあります。
普段よりも口をあいていることが多いとか、眠っているときのいびきがおおきくなったなどで鼻づまりに気が付かれることもあります。
鼻がムズムズするので、こすったり、かいたり、鼻をピクピク、口をモグモグして鼻や口のまわりをしかめたりします。
また、鼻をいじり過ぎて、鼻血を出すこともあります。
上記症状が気になる場合は、どうぞご相談ください。治療も内服、点鼻、点眼といろいろなやり方があります。